サモア沖地震は「双子」だった! ほぼ同時にM8級2回

8月18日20時42分配信 産経新聞

 昨年9月にトンガやサモアに津波被害をもたらしたサモア沖地震は、発生メカニズムの違うマグニチュード(M)8級の地震がほぼ同時に起きた「双子の地震」だったとする2本の論文が、19日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。

 サモア沖では、オーストラリアプレート(岩板)の下に太平洋プレートが沈み込んでいる。192人が犠牲になった昨秋の地震は当初、太平洋プレートの内部で起きた正断層型の地震と考えられていたが、津波の特性や到達時間が地震のメカニズムと合致しないなど、謎も多かった。  

 ニュージーランドを中心とする研究チームは、GPS(衛星利用測位システム)付きブイによる海面水位の測定値と計算モデルを比較。プレート境界でゆっくりとした逆断層型の地震が先に発生し、数分後にプレート内地震が起きたと推測した。

 一方、米国などの研究チームは、地震波を詳細に解析し、プレート内の正断層型地震が先に起きて、ほぼ同規模のプレート境界地震を誘発したと結論づけた。

 ネイチャー誌に解説を寄稿した東大地震研究所の佐竹健治教授は「2つの論文で発生順序が逆になっているが、プレート内地震とプレート境界地震がほぼ同時に起きた例を明らかにしたのは初めて。プレート内の地震しか起きないと思われている伊豆・小笠原海溝でもプレート境界型の地震が起きる可能性があるといえる」と話している。
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by yupukeccha | 2010-08-18 20:42 | アジア・大洋州  

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