中国遼寧省で北軍用機が墜落、脱北図ったか

8月18日13時45分配信 聯合ニュース

 【瀋陽18日聯合ニュース】北朝鮮の軍用飛行機1機が17日午後4時ごろ中国遼寧省・撫順県拉古満族郷で墜落しパイロット1人が死亡したと、複数の中国情報筋が18日に伝えた。

 匿名を求める情報筋は、17日午後に飛行機が撫順上空に姿を見せた時点では国籍が不明だったが、墜落現場で北朝鮮の軍用機だと中国当局が確認したと伝えた。また別の情報筋は、中国当局は北朝鮮軍用機が中国上空まで飛行してきた経緯や事故原因を調べていると話した。北朝鮮を脱出しロシアに向かっていた途中で方向を見失い、中国上空に入ったものと推定されるという。

 インターネット上には、中国のネットユーザーが撮影した墜落現場の写真が出回っている。写真に収められた事故機には、北朝鮮籍を示すロゴがはっきりと見られる。対北朝鮮軍事専門家らは、写真の上では、朝鮮戦争当時、北朝鮮軍の主力戦闘機だった旧ソ連製「MIG15」系列とみられると指摘。MIG15は主力からは引退し、現在、空軍の訓練機として使用されていると説明した。

 撫順は北朝鮮・新義州から200キロメートルほどの距離に位置する。新義州には朝鮮人民軍の空軍部隊があり、所属機が鴨緑江一帯を低空飛行する訓練のようすが、たびたび目撃されている。

 このため中国当局は、同部隊所属機が訓練中に隊列を離脱し、脱北したものとみている。中国は脱北者を検挙した場合、北朝鮮に送還することを原則としていることから、ロシアに亡命しようとしていたのではないかというのが、対北朝鮮専門家の見方だ。また、中国当局は事故原因を明らかにしていないが、事前通知なく国境を侵犯した同機を中国側が撃墜した可能性も浮上している。

 北朝鮮は昨年11月のデノミネーション(通貨呼称単位の変更)後、経済事情が悪化。最近は中朝国境を流れる豆満江や鴨緑江で、北朝鮮国境守備隊所属の軍人の脱北が増えていると伝えられる。
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by yupukeccha | 2010-08-18 13:45 | アジア・大洋州  

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