5容疑者、5月に中国へ 振り込め詐欺団「誘われた」

2010年8月7日15時0分 朝日新聞

 中国から日本に電話をかける振り込め詐欺グループの日本人の男5人が中国で拘束され、警視庁に詐欺容疑で逮捕された事件で、5人は今年5月中旬に日本から中国に渡っていたことが警視庁への取材でわかった。5人の渡航後、東京都内で同じ手口の被害が計12件あり、被害額は約7500万円にのぼるという。警視庁は、5人が中国から日本にうその内容の電話を繰り返し、これらの被害に関与したとみて捜査。日中のグループの役割分担などの解明を進める。

 捜査2課は7日、5人の逮捕を発表した。いずれも住所不定、無職の浦山健二(45)、神洋志(じん・ひろし、35)、佐野洋希(ひろき、26)、小林大輝(たいき、26)、片山雅斗(21)の各容疑者。5人はいずれも警視庁の調べに「知り合いに誘われて中国に渡った」と供述。日本から上海経由で福建省に渡ったという。

 5容疑者は福建省アモイ市のマンションを拠点に電話をかけており、7月9日に公安当局に身柄を拘束された。その後、国外退去処分となり、6日夜、帰国した直後に逮捕された。こうした手口の振り込め詐欺が増える中、中国で日本人が拘束された初のケースという。

 捜査2課によると、浦山容疑者らは6月上旬、福建省から東京都練馬区の女性(81)に警察官を名乗って電話をかけ、「詐欺事件の犯人を捕まえたら、あなたの口座が出てきた。これから、銀行協会から口座凍結に関する電話がある」とうそを言った。さらに銀行協会職員を名乗って電話し、「口座を凍結するので金を引き出しておいてほしい」と指示。日本の仲間を女性宅に行かせ、2回にわたり現金計約370万円を受け取らせ、だまし取った疑いがある。5人とも容疑を認めているという。

 捜査2課は、銀行協会職員を装って女性から現金を受け取ったなどとして、7月以降、男2人を詐欺容疑で逮捕している。


中国から電話、振り込め団逮捕=日本人5人、初の拘束―強制退去処分・警視庁2010年8月7日9時6分
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 警察官を名乗って中国から日本に国際電話をかけ、高齢者から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課などは7日までに、詐欺容疑で、中国で拘束され強制退去処分となった住所不定、無職浦山健二容疑者(45)ら20~40代の日本人の男5人を逮捕した。

 中国で活動する日本人振り込め詐欺グループが現地で拘束されたのは初めて。中国から日本を狙った振り込め詐欺の被害は増加傾向にあり、日中警察当局は捜査協力を進め、グループの実態解明を目指す。

 同課によると、都内では今年に入り、被害者から直接現金を受け取る同様手口の詐欺が18件、計約8300万円確認されている。

 逮捕容疑は6月上旬、警視庁町田署の警察官を名乗り、福建省アモイ市から東京都練馬区の無職女性(81)に「詐欺事件の犯人を捕まえたら、あなたの口座が出てきた」と電話。その後、銀行協会職員をかたる男が「口座を凍結するので、現金を下ろしてください。職員が取りに行く」と電話し、別の男が協会職員を名乗って女性を訪問、現金約370万円を詐取した疑い。

 同課によると、5人とも容疑を認めているという。いずれも5月中旬に中国に渡航し、「日本にいた時に声を掛けられた」と話しているという。 

[時事通信社]
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by yupukeccha | 2010-08-07 15:00 | アジア・大洋州  

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