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石垣・宮古に陸自配備=中国を意識、防衛省が検討

2010/07/20-20:15 時事通信

 沖縄県の先島諸島周辺海域での中国海軍の活動活発化を受け、防衛省が石垣島や宮古島への陸上自衛隊の配備を検討していることが20日、分かった。自公政権当時に陸自配備が検討された日本最西端の与那国島と併せ、具体的な配備先や規模について調整を本格化させる。

 これに関し、北沢俊美防衛相は同日の記者会見で「先島諸島の防衛拠点は極めて重要だ。(部隊配備の)検討を前向きに進めたい」と述べた。配備が具体化すれば、国境が近い中国や台湾の反発を招くのは必至だ。

 石垣島や宮古島へは、陸自普通科(歩兵)を中心に数百人規模の配備を想定。与那国島には数十人規模の配備を検討している。

 防衛省幹部は20日、「隊員の生活基盤を考えると、基地は石垣島か宮古島に置きたい。ただ、地元に大きな影響のある話なので、駐留先は慎重に調整しないといけない」と語った。 

 北沢防衛相は既に、先島諸島への陸自配備に向け、2011年度予算概算要求に調査費を計上する考えを表明。今年3月には、与那国島を視察している。

 防衛省は、年内にまとめる新たな防衛計画大綱と次期中期防衛力整備計画(中期防)で、島しょ防衛の強化を打ち出す方針。この中で、自衛隊の「現地駐留」の重要性を強調する見通しだ。

 先島諸島周辺では近年、中国海軍が活動を活発化。4月には、潜水艦2隻を含む艦艇10隻が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過して太平洋上で大規模訓練を実施、国境警備の態勢強化の必要性が指摘されていた。

by yupukeccha | 2010-07-20 20:15 | 行政・公務員  

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