杉エキスと酢で天然成分の抗菌剤開発

7月16日0時13分配信 産経新聞

 京都のバイオベンチャー企業、バイオシールドサイエンス(京都府宇治市)は、京都市北部で生産される北山杉から酢酸で抽出したエキスを使った抗菌剤「Kyoto Style(キョウトスタイル)301」を開発、20日から発売する。100%天然成分でウイルスやカビを抑制する効果があり、消臭剤やアロマスプレーなどで他メーカーと共同で商品化を進めている。

 新開発の抗菌剤は北山杉の枝葉を酢酸に漬け、抽出されたエキスと塩を組み合わせ、酢の刺激臭を低減させるとともに抗菌効果を高めることに成功した。抗菌成分は常温で気化し、空気中のウイルスやカビに働きかけるため、従来の抗菌剤のように噴霧や塗布をしなくても空気清浄効果が得られるといった特徴をもつ。

 今回の開発にあたり、京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターや北里環境科学センターなどで試験したところ、鳥インフルやヒトインフルエンザウイルスの不活性化にも効果があることがわかったという。

 卸価格は10万円(原液20リットル)。他の成分と組み合わせても変質しにくいことから多様な商品開発が可能で、現在は京都の地元企業とアロマオイルを使ったルームスプレーや線香などの商品化を進めている。

 抗菌効果が高いとされる酢に着目し、今回の抗菌剤を開発した宇田川進一社長(63)は「安全性が高い天然成分の抗菌剤として、化学や医療などさまざまな分野での商品化を図りたい」と話している。

 平成18年設立の同社は生分解できる素材を使った特殊洗浄や抗菌技術を研究開発。素材や環境に配慮した技術が評価され、京都府内では西本願寺境内の洗浄や抗菌、大谷本廟の漆喰(しっくい)の洗浄など寺社や公共施設で数多くの施工実績を持つ。
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by yupukeccha | 2010-07-16 00:13 | 社会  

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