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<日本振興銀>「経営計画は机上の空論」 木村前会長語録

7月14日11時53分配信 毎日新聞

 日銀マンから、金融コンサルタントを経て銀行経営者へと上り詰めた木村容疑者。「金融のプロ」の声望を得て、出版したビジネス書は40冊を超える。行間からは成功に対する自負と異端児を自認する姿がにじみ出る。

 「ビジネスを実践していると、企業戦略とか営業企画とか経営計画というものは『机上の空論』だということを思い知らされます。いかに苦心して計画しても、現実にぶちあたってみるまでわからないことが多いからです」(頭が良い人は親指が太い)

 「05年1月に図らずも火中の栗(くり)を拾うかたちで(振興銀行の)社長に就任することになったときには、友人たちから『叩(たた)かれるだけだからやめろ』と忠告を受けたし、実際に誹謗(ひぼう)中傷やマスコミのバッシングにもあっている。しかし私は後悔していない」(和魂米才の発想法)

 「『零細企業にも資金を融通すべきだ』と主張する識者は多いが、そういう識者が自らお金を零細企業に貸し付けたケースを見たことがない。賢い識者たちは、戦場の前線に出ることなく、リングサイドでロッキングチェアに座ってくつろぎながらキレイゴトの解説をしているだけだ」(同)

 「日本では、マスコミがその典型なのですが、何かあるとすぐに『幸せはおカネでは買えない』とか『おカネなんてなくてもいい』とか、『おカネのことを口にするのは卑しい』と決めつけるのです。でも、おカネを蔑視(べっし)する人のところにおカネは集まりません。おカネは、おカネを大事にする人のところに集まるものです」(投資戦略の発想法2010)

 「起業する人と組織に留(とど)まる人の違いは、1メートルの谷を飛び越えられるかどうか。もし落ちたら絶対に死ぬ。だから頭が良くて計算ができる人は、万が一のことを考えて飛び越えない。ところが、僕のように『面白そうだから』と深く考えずに飛んでしまう人がいる。こういう人は健全な狂気の持ち主であって、いい意味で鈍感なんだと思う」(雑誌のインタビューで)

by yupukeccha | 2010-07-14 11:53 | 社会  

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