つかこうへいさん死去=62歳-「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」

2010/07/12-12:38 時事通信

 「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」などの作品で1970~80年代の演劇界に一大ブームを巻き起こした劇作家、演出家のつかこうへい(本名金峰雄=キム・ボンウン)さんが10日、肺がんのため死去した。62歳だった。福岡県出身。故人の遺志により、葬儀は密葬で執り行われた。

 在日韓国人2世として福岡県嘉穂町(現嘉麻市)に生まれた。慶大在学中に演劇活動を始め、1973年初演の「熱海殺人事件」で岸田國士戯曲賞を史上最年少(当時)で受賞。74年に「劇団つかこうへい事務所」を設立し、「初級革命講座 飛龍伝」「いつも心に太陽を」など若者の生々しい心情を喜劇タッチで描いた作品で爆発的な人気を集め、劇団からは風間杜夫、平田満ら人気俳優が育った。

 映画撮影所を舞台にした80年初演の「蒲田行進曲」は映画化され、大ヒット。82年には小説版で直木賞を受賞した。同年劇団を解散して文筆活動に入り、小説「広島に原爆を落とす日」などを発表した。

 94年には東京都北区と組んで「北区つかこうへい劇団」養成所を創設。日本で初めて行政のバックアップを得ながら俳優、演出家の発掘、育成に取り組んだ。2007年紫綬褒章受章。

 つかさんは今年1月に肺がんであることを公表し、闘病を続けていた。 

 宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛原実花さんは長女。
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by yupukeccha | 2010-07-12 12:38 | 社会  

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