粉ミルクにまたメラミン混入 中国、工場責任者ら拘束

2010年7月9日23時2分 朝日新聞

 【北京=古谷浩一】9日付の中国各紙などによると、青海、黒竜江の両省で製造された粉ミルクから基準値を超える有害物質メラミンの混入がそれぞれ見つかった。中国では2008年に起きたメラミン混入事件で、多数の乳幼児に被害が出て深刻な社会問題となっただけに、食品安全問題に対する市民の不信感が再び高まりそうだ。

 報道によると、青海省の地元当局は今月3日、粉ミルクの製造元「東垣乳品工場」にあった原料64トン、製品12トンを差し押さえた。隣接する甘粛省での検査で同工場製造の粉ミルクから基準値の500倍を超えるメラミンが検出されたからだ。同工場の粉ミルクは主にアイスクリーム用として江蘇、浙江両省に出荷されていたという。工場責任者ら3人が拘束され、取り調べを受けている。

 また、吉林省でも、隣接する黒竜江省の工場で製造された粉ミルクからメラミンの混入が見つかり、全省規模での調査が始まったという。

 中国では08年、河北省石家荘市の三鹿集団(事件後に破産)が製造、販売した粉ミルクに有害物質メラミンが混入していることが発覚。中国全土で被害が拡大し、乳幼児約30万人に腎臓結石など泌尿器系の異常が見つかり、うち6人が死亡した。

 この際のメラミン混入製品はすべて廃棄されたとされるが、今回、見つかった混入粉ミルクも廃棄を逃れた三鹿集団の製品や原料が横流しされた可能性が指摘されている。
[PR]

by yupukeccha | 2010-07-09 23:02 | アジア・大洋州  

<< スリランカの国連施設、閉鎖へ ... 「小沢氏に本当のシンパいない」... >>