海外の日本人学校とは?

2010年7月7日 朝日新聞

◇日本人会が運営し、授業は日本とほぼ同じなんだ

 コブク郎 中国の上海に日本人学校の高校ができるんだってね。そもそも日本人学校ってどんなものなのかな。

 A 親の仕事などで海外に住む日本人の子ども向けの学校だよ。主に現地の日本人会が運営委員会をつくる。企業関係者が加わる場合もある。文部科学省も公立学校に準じるものと扱っている。おおむね30人以上の児童、生徒がいればつくれるよ。これまでは義務教育の小中学校だけだったけど、上海のケースは日本人会としてつくる初めての高校なんだ。

 コ お金や先生は?

 A 授業料があって金額は学校によって違う。小学生で年間10万円台から60万円ぐらいかな。先生は小中学校だと文科省が日本から派遣している。高校は義務教育じゃないから派遣はされない。それで、上海の高校は自前で先生を集めようとしている。授業料も年間150万円ぐらいかかりそうなんだって。

 コ 外国にも学校はあるよね。どうして日本人学校をつくるんだろう。

 A 現地の学校は日本と教える内容が違うし、言葉になじむのも時間がかかる。日本人学校は日本と同じように4月から始まり、教科書もカリキュラムも日本とほぼ同じ。帰国した時の編入学がスムーズにいく利点もあるね。

 コ 昔からあるの。

 A 1945年までの約40年間は「在外指定学校」という名でアジアを中心にあった。現在の形では56年にバンコクにできたのが最初。今では51カ国・地域で88校に増え、約1万9千人が通っているよ。

 コ 学校の数はアメリカが多いのかな。

 A 一番多いのは中国の9校。世界で日本人学校に通う子どもの4分の3あhアジアに集中している。実はアメリカやイギリスでは現地の学校に通う子が多いんだ。せっかくの機会だから、国際的に通用する英語を学ばせたいと思う親が多いのかも。

 コ これからも日本人学校は増えそうなの。

 A 各地にひと通り行き渡った感じはあるけど、最近でも昨年4月、タイのシラチャに新規開校している。経済発展が著しい上海に高校ができるように、これからも日本の進出企業が多いところでさらに増える可能性はあるね。

(ニュースがわからん!=井上秀樹)
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by yupukeccha | 2010-07-07 03:00 | 社会  

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