プリンスホテルを起訴猶予 教研集会の参加者宿泊拒否

2010年7月2日8時39分 朝日新聞

 日本教職員組合(日教組)の2008年の教育研究全国集会(教研集会)で、会場使用を拒んだ際に宿泊予約を取り消したとして、旅館業法(宿泊させる義務)違反の疑いで書類送検されていた法人としてのプリンスホテル(東京都豊島区)と同社の当時の幹部ら4人について、東京地検は1日、不起訴処分(起訴猶予)にした。

 同法は施設に余裕がない場合や違法な行為をするおそれがある場合などを除いて宿泊を拒めないと定め、違反すれば罰金刑とする規定がある。

 捜査関係者によると、形式的には同法に違反するものの、「右翼の街宣車の騒音で周囲の学校などに迷惑をかける」とするホテル側の主張も一定の理解ができると判断した。また、宿泊予定者が別のホテルなどに宿泊できたことも考慮し、同社と4人を起訴しないと結論づけた。ほかにも1人が送検されたが、嫌疑不十分で不起訴とした。

 昨年3月に書類送検されていたのは、法人のほか当時の社長や系列ホテルの総支配人ら。日教組が08年2月にグランドプリンスホテル新高輪(港区)で開く予定だった第57次教研集会の全体集会の会場使用の契約を、07年11月に一方的に解除。その際、同ホテルとグランドプリンスホテル高輪(港区)で受け付けていた集会参加予定者の4泊分190室の宿泊を正当な理由なく拒んだとされる。
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by yupukeccha | 2010-07-02 08:39 | 社会  

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