アキノ新大統領が就任 アロヨ前大統領は立ち合い拒否

2010年6月30日13時55分 朝日新聞

 【マニラ=四倉幹木】フィリピンのベニグノ・アキノ前上院議員(50)が30日、首都マニラ中心部のリサール公園で就任宣誓を行い、第15代大統領に就任した。任期は6年。この日で任期満了するアロヨ前大統領は、新大統領の就任宣誓への立ち会いを拒否する異例の運びとなり、新旧大統領の溝を浮き彫りにした。

 アキノ氏は29日に新閣僚の顔ぶれを発表しており、30日午後には初閣議を開く。他の東南アジア諸国に比べ立ち遅れた経済発展や、人口の急増で出ているエネルギー危機や食糧危機の兆候への対応が新政権の課題となる。

 30日午前、新旧大統領はともに大統領官邸のマラカニアン宮殿から同公園に向けて出発したが、アロヨ氏は就任式自体には立ち会わず会場を去った。

 アキノ氏はアロヨ前政権の腐敗追及を掲げて当選しており、アロヨ氏の憎悪が映し出された光景だ。9年前、清廉さを期待しアロヨ氏を歓呼で迎えた市民たちも、スキャンダルにまみれた同氏を冷ややかに見送った。
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by yupukeccha | 2010-06-30 13:55 | アジア・大洋州  

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