7700万人の飲み水に基準超えるヒ素 バングラデシュ

6月21日12時16分配信 CNN.co.jp

(CNN) 井戸水のヒ素汚染が指摘されるバングラデシュでは、最大7700万人の飲み水のヒ素濃度が基準値を超え、寿命短縮の危険にさらされていることが、同国と米国の共同チームによる研究で分かった。

英医学誌ランセットに掲載された研究によると、チームは過去10年間にわたり、同国の住民1万2000人のヒ素摂取量と死亡率を追跡した。その結果、死亡例の2割は、体内に蓄積された高濃度のヒ素が死因に直接関係すると断定された。

特に、ヒ素摂取量で上位4分の1を占めるグループは、死亡率が一般人口の1.7倍に上ったという。

同国のヒ素汚染問題については、世界保健機関(WHO)が10年前から、1984年のインド・ボパール化学工場事故や1986年のチェルノブイリ原発事故をしのぐ史上最悪の環境汚染と位置付けている。

ヒ素はナポレオン毒殺説に登場するなど、犯罪に使われることもある有害物質。バングラデシュの土壌にもともと含まれ、不衛生な河川などの水から井戸水への転換が進んだ結果、被害が拡大したとみられる。

ヒ素に汚染された井戸水の飲用を中止しても、ヒ素中毒の影響が消滅するまでには20年間かかるとされる。チームは、研究をさらに進めるとともに、すでに起きている被害の対策に長期的に取り組む必要があると訴えている。
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by yupukeccha | 2010-06-21 12:16 | アジア・大洋州  

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