トヨタ、天津工場の操業を停止 部品メーカーのスト影響

2010年6月18日23時20分 朝日新聞

 トヨタ自動車は18日、中国の系列部品メーカーがストライキで操業を停止した影響で、天津市内にある車の組み立て工場の操業を停止した。天津工場はトヨタの中国最大の生産拠点。部品の供給が再開されるめどはたっておらず、操業停止が長引けば、同社の業績に影響を与える可能性がある。

 ストが起きたのはトヨタ系有力部品メーカー、豊田合成の子会社「天津豊田合成」。内外装の樹脂部品をつくる一部工場で17日午前、物流部門の約50人がストに入り、午後には生産ラインに広がった。18日は終日操業を停止。打開策に向けた労使協議は19日夕方以降に開かれる見通しで、操業再開は早くても週明けとなりそうだ。

 トヨタの天津工場は地場の自動車大手「第一汽車」との合弁。第1から第3までの工場があり、小型車「カローラ」やスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」、高級セダン「クラウン」などを生産する。2009年の生産台数は約38万台だった。

 豊田合成は当初、「部品の在庫は数日分ある」(広報)としていたが、想定より早く生産が停止した。トヨタは「日本からの部品輸送は採算が悪いので考えていない」(幹部)としており、操業の再開は豊田合成の労使交渉の行方にかかっている。

 中国の新車販売は1~5月で前年同期比53.3%増と急拡大を続けている。トヨタは販売拡大を目指して、中国北東部に長春第2工場を12年前半に稼働させる計画だ。それだけにストが長期化すれば大きな痛手となる。
[PR]

by yupukeccha | 2010-06-18 23:20 | アジア・大洋州  

<< 米で14年ぶり銃殺刑 死刑囚が... 市議報酬、専決処分で日当制に=... >>