タイ首相「経済回復ペース順調」 騒乱収束後、初の外遊

2010年6月7日11時4分 朝日新聞

 【ホーチミン市(ベトナム南部)=藤谷健】タイのアピシット首相は6日午後、ベトナム・ホーチミン市で同日から2日間の日程で始まった世界経済フォーラム・東アジア会議に出席した。首相は、3月半ばから2カ月以上にわたった首都バンコクの混乱の国内経済への影響について「年初の好調さには水を差したが、回復ペースは順調で、今年の成長率は6%台を確保できる」と述べ、最小限にとどまるとの楽観的な見方を示した。

 先月19日の騒乱収束後、初めて外遊したアピシット首相は、会議に参加した企業幹部や投資家、政府関係者らに現状を報告。その中で、今年第1四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比12%増と好調で、騒乱が本格化した4月以降の第2四半期も6%台に達し、景気の回復ペースを維持していると強調した。小売業やサービス業などは大きな打撃を受けたものの、自動車など輸出関連の製造業が回復を支えているという。

 ただ、海外からの観光客の足は遠のいており、当初目標の年間1600万人から200万人ほど減少するとの見通しを明らかにした。

 一方、一部の記者との会見で、首相は、首都や東北部などに発令された非常事態宣言の解除時期について「まだ治安が安定していない地域があり、様子を慎重に見極めている」と述べるにとどまった。
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by yupukeccha | 2010-06-07 11:04 | アジア・大洋州  

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