おばかな笑い、ブームに陰り?

2010年6月4日 朝日新聞

 この春の番組改編で夜7時台が変わった。なかでも水曜日。「羞恥心」や「Pabo」といったユニットを生み出し、高視聴率をたたき出してきた「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(フジ系、水曜夜7時)がふるわない。「おばかブーム」に陰りが差し始めたか。

 平均視聴率を見ると、3月までは、その週の高視聴率上位20位の常連だったが、4月からは10%台前半に落ち込み、一度も20位に入っていない(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。番組の面白さは、司会の島田紳助の話術に加え、「おばかタレント」の突拍子もない回答にある。企画も、水をかぶった風船が割れたりと幼少期の遊びのような感覚で、出演者はさぞかし楽しかろう。だが、フジテレビの社員からも「紳助ファミリーの身内ネタが飽きられている」「政権交代、不景気といった今、おばかな笑いよりも、視聴者は生活に密着した情報を求めているはず」という批判も出ている。

 他局の番組改編の影響も受けているようだ。例えば、テレビ朝日が「ナニコレ珍百景」を深夜からゴールデン帯に移し、その後の「池上彰の学べるニュース」「臨場」と、視聴者を話さない一連の流れを作り出している。

 フジテレビの豊田皓社長は5月の定例会見で「バラエティーは、ドラマと違って企画を変えて対処できる」と話す。新たな企画で、おばかブームの巻き返しは実現するか。
(岡田匠)

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by yupukeccha | 2010-06-04 06:00 | 社会  

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