タイ首相、非常事態宣言解除の可能性を示唆

5月31日10時18分配信 CNN.co.jp

(CNN) タイのアピシット首相は、夜間外出禁止令の解除後に初めて迎えた夜が過ぎ、30日は平穏な朝を迎えたと述べた。国営タイ通信社が報じた。

アピシット首相は、定例のテレビ演説において、非常事態宣言の解除の可能性も示唆した。しかし、解除の具体的な日程については明らかにしなかった、と同通信社は伝えている。

非常事態宣言は、タクシン元首相派組織「反独裁民主統一戦線(UDD)」の反政府デモ隊が首都バンコクの繁華街を占拠するなど、一連の騒乱を起こしたことを受けて、4月7日に首都および近隣の県に発令された。夜間外出禁止令は5月19日から10日間にわたり、首都と23県に発令されていた。

5月に入りデモ隊と警官隊との間で激しい衝突が起き、政府当局によると、合計で少なくとも50人の死者と400人近い負傷者が出ている。また、銀行、警察署、地元テレビ局など30以上にのぼる建物が放火された。

アピシット首相によると、今回の政治的騒乱に関する独立調査委員会が今週中に設立される見通しだという。

タイの調査当局は、UDDの反政府デモ隊が起こした一連の騒乱について、06年のクーデター後に国外追放されたタクシン元首相がデモ隊の活動を裏から指示したり、資金面で支援したりしていると主張。タイの裁判所は、タクシン元首相にテロ容疑で逮捕状を出している。

一方、タクシン元首相はデモ隊の指導者であることを否定、テロ容疑に合法性がないと主張している。
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by yupukeccha | 2010-05-31 10:18 | アジア・大洋州  

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