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レイプや誘拐の標的…女子アナ行けない危険な南アW杯

2010年05月11日17時00分 夕刊フジ

 6月11日から南アフリカで開催されるサッカーW杯の日本代表23選手が発表された。だが、イマイチ盛り上がりに欠けるのは日本代表の問題だけでなく、開催地が日本から遠く極端に治安の悪い南アだからだろう。テレビ各局は安全面を考慮し、スポーツ中継には欠かせない女子アナの派遣を今回は断念。観戦ツアーを企画する国内旅行代理店各社も、予約の伸び悩みで苦戦を強いられている。

 サッカー番組の“華”として活躍する女子アナは多い。「やべっちF・C・」を8年間担当するテレビ朝日の前田有紀アナ(29)は昨日の代表選手発表を受け、「2006年のドイツW杯のメンバーだった選手にはぜひ雪辱を果たしてほしい。日本に優勝してほしい!」とエールを送った。しかし、前田アナをはじめとする“サッカー通”の女子アナが現地入りする可能性は、ほぼゼロだ。

 TBSは「スーパーサッカー」レギュラーの枡田絵理奈アナ(24)を派遣せず、アナウンサーとしては試合を実況する土井敏之アナ(39)、佐藤文康アナ(33)の男性2人が南ア入りすることになった。女子アナの派遣断念は「南アの治安が極めて不安定なこと」(同局関係者)が原因で、NHKや他のテレビ局も足並みをそろえるという。フジテレビ「すぽると!」の本田朋子アナ(26)や、日本テレビの森麻季アナ(29)、テレビ東京の相内優香(24)、秋元玲奈(24)の両アナらも、現地入りはしない見通し。

 前回のドイツ大会ではNHKから青山祐子アナ(37)、また、タレントの白石美帆(31)らがドイツ入りして中継を華やかにしていたが、一転、各局とも“落ち着いた”中継となりそうだ。

 南アの犯罪統計(2007年3月発表)では、1年間で殺人事件が実に1万9200件も発生。同国ではW杯開催にあわせて170億円相当の警備予算を計上し、開催期間中には4万人以上の警察官を特別配備する方針だが、「治安の飛躍的な改善は望めない」(現地関係者)という。とくにテレビ各局が恐れているのは「レイプと誘拐」(放送関係者)だという。たしかに、華やかな女子アナは犯罪者にとって十分な“ターゲット”だ。

 安全面での不安は観戦客の足も遠のかせている。そもそも日本から南アには直行便がなく、移動時間は片道20時間以上もかかる。そのため、前回のドイツ、3大会前フランス大会で特需にわいた旅行代理店各社は、ツアー客の確保に四苦八苦だ。

 宿泊先や移動でのセキュリティーを考慮して0泊の“弾丸ツアー”を企画したJTBは、申込者が目標の5割程度。別の業者は、日本-デンマーク戦に合わせた42万8000円のツアーを7万円減額し、ツアー客の獲得を目指す。代表選手発表でW杯への注目度は上がっているとはいえ、タイムリミットも迫っているだけに、旅行業界には焦りの色が出はじめている。

by yupukeccha | 2010-05-11 17:00 | アフリカ  

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