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タイ:銃撃「わずか30センチで…」 本紙特嘱カメラマン

2010年5月13日23時36分 毎日新聞

 【バンコク西尾英之】「ドサッと音がして、首からがくっと崩れ落ちた。私はちょうどカティヤ将軍とわずか30センチほどの距離におり、撮影している最中だった。あっという間に周りが一面、血だらけになった」

 タクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠するバンコク中心部を封鎖するタイ軍当局。緊張を一気に高めたのは「赤い司令官」と呼ばれるタクシン派指導者、カティヤ少将を狙った銃声だった。毎日新聞特別嘱託・三留理男氏はまさに銃撃の瞬間、ルンピニ公園内の一角で少将をカメラで撮影中だった。現場は地下鉄シーロム駅に近く、少将周辺には30人以上の「私兵」がいたという。

 三留氏はストロボをたかず、撮影は至近距離の30~40センチの距離で行っていた。三留氏はストロボをたかない主義だ。フランス人ジャーナリストがタイ人通訳を交えて少将にインタビューを始め、三留氏も撮影を開始。午後7時半(日本時間午後9時半)、ちょうど5、6枚撮ったころ、突然少将はドサッと崩れ落ち、一瞬にして血の海に。眉間(みけん)を撃たれた模様という。

 少将が銃撃されたことが判明した直後、私兵部隊とみられる集団が一斉にM16とみられる自動小銃を取り出し、公園の外側に向け銃撃を始めた。

by yupukeccha | 2010-05-13 23:36 | アジア・大洋州  

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