人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NYタイムズ記者が至近距離で目撃 タクシン派少将狙撃

5月14日17時47分配信 産経新聞

 【ニューヨーク=松尾理也】タイの首都バンコク中心部の公園内でタクシン元首相派の指導者、カティヤ陸軍少将が狙撃された事件で、米紙ニューヨーク・タイムズは13日、同少将が撃たれた際、同紙記者がインタビュー中だったことを明らかにした。

 インタビューを行っていたのは、同紙のトーマス・フラー記者。狙撃の際、カティヤ少将と同記者との距離はわずか60センチほどだったという。

 フラー記者は米CNNテレビのインタビューにも答え、「向かい合ってのインタビュー中に、銃弾が彼の額を撃ち抜いた。あまりに近寄っていたので、まるで自分の頭を銃弾がかすったようだった」と述べた。

 当時、カティヤ少将は立って身ぶり手ぶりを交えながら話しており、頭部も小刻みに動かしていたという。その中で正確に額を打ち抜いた狙撃者は、極めて高い技量の持ち主だったとみられる。

 フラー記者の署名によるニューヨーク・タイムズ電子版記事によると、「花火のような大きな音が聞こえたかと思うと、少将が地面に崩れ落ちた」。目は大きく開かれたままで、周囲の支持者が「セー・デーン(同少将の愛称)が撃たれた」と叫びながら病院に運んだ、という。

 狙撃される直前の言葉は、「軍はここ(デモ隊の占拠地域)には入ってくることはできないよ」だった。同少将は9日にも同紙のインタビューを受けており、4月にバンコクで起きた連続爆発事件への関与を問う質問に対し、笑いながら「否定する」と答えていた。

by yupukeccha | 2010-05-14 17:47 | アジア・大洋州  

<< Bangkok Dangero... タイのバンコクで外国人ジャーナ... >>