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興毅負けた!亀父、判定に不満爆発/BOX

3月28日7時51分配信 サンケイスポーツ

 プロボクシングWBC世界フライ級王座統一戦(27日、有明コロシアム、観衆=1900)亀父、大噴火!! 「亀田3兄弟」の長男・興毅(23)が、暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(32)に0-2で判定負けし、初防衛に失敗。プロ23戦目で初黒星を喫し、王座から陥落した。判定に不満を爆発させた父・史郎氏(44)は試合後、控室に日本ボクシングコミッション(JBC)・安河内剛事務局長(48)、タイ人のスーパーバイザー(立会人)、レフェリーを呼び出し“大暴れ”。亀田一家が再び大騒動を引き起こした。

 息子がリングで憔悴し、意気消沈したリングの裏で、興毅にかわって父・史郎さんが狂騒劇を引き起こした。

 長男の判定負けを見届けると、史郎さんは鬼の形相で控室へ入っていった。JBC・安河内事務局長に足を運ぶよう強く求め、ドア越しにも聞こえる怒声が響き渡る。

 「何で見て見ぬふりをするんや。おかしいやないか!! 辛抱できひん。オレを怒らしたらどうなるか覚えとけ! おのれ(安河内事務局長)の首取ったるからな!」

 イスを蹴る音。わめき、怒りちらした。史郎さんが激怒する、問題点は5回に起こった。ポンサクレックにバッティング(頭部の衝突)で減点1が与えられた。続いて2度目のバッティングがあったようにみえたが、減点はされず試合は続行された。史郎氏に控室で事情を聴かれたグアダルペ・ガルシア(メキシコ)レフェリーは、「(実際は)2点の減点があった」と告白。この減点があっても、勝敗は覆ることはないが、父は試合の分岐点ととらえていた。

 その後、安河内事務局長らの釈明会見でさらなる混乱へと発展する。「減点は亀田側の誤解で、実際は1点で正しい」としたのだ。食い違う事実。この見解に亀田ジム・五十嵐紀行会長(35)は「われわれのいないところで発言してもらっては困る」と二転三転する事態に憤った。

 試合前にも、伏線が2つあった。そもそも史郎さんはポンサクレックと同じタイ人のエドワード・タンガラジャ氏が立会人を務めることに不満を抱いていた。そこで、五十嵐会長が前夜、同氏が滞在する都内のホテルで監視していると、ポンサクレック陣営が同氏の部屋を訪問。問いつめたところ、ポンサクレック陣営は「安河内氏から許可を得た」と発言したという。王者側と密通しているような行為を許可した安河内事務局長に、不信感が増幅した。

 史郎さんとJBCの対立は根深い。07年10月、次男・大毅(21)=亀田=が当時のWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)に判定負けした際、反則行為を促したとして、セコンドライセンスの無期限停止処分を受けている。史郎氏は昨年10月、ライセンス再交付を申請したが、再発行の動きは停滞したままだ。

 父は「オレはどうなってもいい!」と大噴火。ベルトを失い、プロ初黒星を喫した息子。亀田家が再び激震を起こす。

by yupukeccha | 2010-03-28 07:51 | スポーツ  

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