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韓国で過熱するトヨタリコール報道、日本の自制はトヨタの影響力?

2月8日8時46分配信 サーチナ

 トヨタのリコールがプリウスにまで広がり、トヨタの社長が初めて謝罪会見を行った。韓国のメディアは、世界各国でのトヨタのリコール状態や日本のメディアの報道内容、そしてトヨタの対応などについて詳細に報じており、2月に入ってからの一週間だけでもDaumサイトに掲載された関連ニュースは1400を超える勢いである。

 これを受け、産経新聞ソウル支局長を務める黒田勝弘氏は4日付の産経ニュースで、「トヨタ自動車の大量リコール問題に韓国が異様なほどの関心を示している」と伝える。その背景に「日本の失敗」を歓迎し快感を覚える「特有な対日感情」があり、「トヨタの失敗・後退」は韓国車にとってはシェア拡大のチャンスとする期待感の表れであると指摘した。

 一方、5日付朝鮮日報のニュースサイトでは、日本のメディアが騒がない理由として「日本におけるトヨタ自動車の想像を絶する影響力」をあげる。トヨタ自動車は業種を問わず日本で最も影響力のある会社で、各種メディアへの影響力も非常に大きく、アメリカ発のリコールニュースが日本で報道されない理由もこれに関係すると指摘する。そして、日本でトヨタはアメリカのゼネラル・モーターズほど重要な会社であるとし、「日本人はこの重要性を認識しているため、表面上では平気なふりをしているが、実際は日本の誇りであった品質管理と信頼が根本的な懐疑に直面している事実は消費者にとっても大きな衝撃である」と続けている。

 トヨタのリコール状態を教訓に、韓国では現代をはじめとする国産車の品質強化を求める声が強まっている。現代自動車の労働組合は5日「現代自動車はトヨタの事態を『他山の石』とするべき」とし、現代自動車も品質管理を徹底してほしいと会社に求めた。(編集担当:金志秀)

by yupukeccha | 2010-02-08 08:46 | アジア・大洋州  

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