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「クジラ戦争」を過熱させるシー・シェパードの経済力-米メディア

1月10日9時2分配信 サーチナ

 南極海で日本の調査捕鯨船「第2昭南丸」と反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船「アディ・ギル号」が衝突し、アディ・ギル号が大破した問題で、シー・シェパードは第2昭南丸を海賊行為で告訴した。

 米タイム誌はこの事件を取り上げ「南極海で過熱するクジラ戦争」と題した記事を掲載している。日本側とシー・シェパード側の主張が対立していることを紹介するとともに、それぞれの背景について説明している。

 日本については、商業捕鯨の一時停止を受け入れて以降、抜け道として調査捕鯨を行っており、今年の夏には南半球で985匹のクジラを捕獲する予定であると伝えている。クジラは研究だけでなく一般に食糧としても流通しており、日本鯨類研究所による「捕獲したクジラを無駄にするべきでなく、また売り上げは研究のための資金として使われる」との主張も併せて紹介している。

 一方シー・シェパードについては、その潤沢な資金力について紹介。今回の事件で大破したアディ・ギル号は、ハリウッドのビジネスマンであるアディ・ギル氏から100万ドルの資金提供を受けて購入されたものであり、派手なパフォーマンスがハリウッド関係者から支持され、多額の寄付金につながっていると伝えている。

 またシー・シェパードは30年以上の間、捕鯨船を狙って悪臭弾を撃ち込むなどの攻撃的な妨害を行ってきたと説明。代表のポール・ワトソン氏は、捕鯨船から4回銃攻撃を受けたことがあるとしているが、でっち上げの疑いも指摘されている。所有する小型潜水艦の操縦についても、カナダ海軍に危険性を批判されると真っ向から反論するなど、注目を集めようとする行動が目立つとの見解を示している。

 記事では「シー・シェパードが豊富な資金と意志を持ち続ける限り、クジラ戦争は終わらないだろう」と記している。

by yupukeccha | 2010-01-10 09:02 | 北米・中南米  

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