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普天間、元は「返還」交渉のはず

2009年11月28日 朝日新聞
団体役員 林庭 弘征 (東京都品川区 55)
 米軍普天間飛行場の移設先を巡って新政権が苦しんでいます。しかし、そもそも普天間問題は「移設」ではなく「全面返還」だったはずです。

 95年の米海兵隊員による少女暴行事件で沖縄の怒りが爆発した翌年、普天間全面返還が日米合意されました。当初米側は代替の「ヘリポート」の既存基地内移設を求めただけ。岡田克也外相が推し、いま米側が拒む嘉手納案は一時米側からも出たものです。交渉の紆余曲折でいつの間にか移設は大規模滑走路を伴う公共事業に変容したようです。そんなことで辺野古の自然が壊されるのは理不尽です。

 普天間移設は機能分散が現実的だと私は考えます。一時は一部機能を岩国基地に移し普天間返還を求める案もあったように、岩国や三沢基地のみならず騒音問題が少ない関空などの民間空港利用案もありながら突飛とは思えません。普天間問題も、例の体育館に米軍を呼びしっかり仕分けできたらと考えてしまいます。

by yupukeccha | 2009-11-28 06:00 | 政治  

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