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「機能障害持ったの生き残らせている」 阿久根市長、ブログ掲載

2009年12月15日 朝日新聞

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」などと記述した。この内容に障害者や家族の団体などが反発。14日の市議会でも、ブログの内容が取り上げられたが、竹原市長は「訂正したり謝罪したりする考えはない」との考えを示した。

 ブログの記述は11月8日付で掲載された。医師不足問題で医師会を批判する内容に続き、「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、擁護施設に行く子供が増えてしまった」(原文のまま)と記述した。

 これに障害者団体が反発。12月11日は県と市の障害者福祉協会、知的障害者の保護者団体など7団体の代表約30人が「強い憤りと、福祉政策を預かる首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない。人権を無視した差別であると断じざるを得ない」と竹原市長に主張撤回と陳謝を求める抗議文を提出した。

 この日の市議会では、複数の議員が「障害者に対するブログの記述に全国から大きな抗議の声が上がっている」などと謝罪を要求。見解をただしたのに対し、竹原市長は「一部だけを取り上げる報道のやり方には懸念を持っている」と答弁。さらに「一部のわかりにくい表現だから謝罪すると言えば議論は始まらないし、それに触れるのがタブーになる。だから訂正したり謝罪したりという考えはありません」と述べた。

by yupukeccha | 2009-12-15 06:00 | 行政・公務員  

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