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睡眠導入剤、アルコール併用で効果増す

11月6日7時57分配信 産経新聞

 連続不審死事件でポイントになっている睡眠導入剤は、「寝付きが悪い」と訴える人に処方される薬だ。睡眠途中で目が覚めたり熟睡感が欠如している人に処方する睡眠維持剤に比べ作用時間が短く、通常3~4時間で効果が切れるといい、最近は依存性の低い薬が一般的という。「南青山アンティーク通りクリニック」院長で睡眠薬などに詳しい福西勇夫医師は「飲んだらすぐ寝てしまうというものでもなく、明かりがついていたら寝られないことも多い」と話す。

 ただ、薬の効果が強力に発揮されるケースもある。普段飲み慣れていない人が服用した場合や、アルコールと一緒に服用した場合がそれにあたる。最近は違法サイトでも入手可能で、捜査関係者からは「抜け穴も多い」との声も上がっている。精神科医の影山任佐(じんすけ)・東工大教授は「眠れないという患者に、『そうじゃない』とはいいづらい。犯罪の意図がある人間に対して、適正な処方をするのは難しい側面もある」と指摘している。

by yupukeccha | 2009-11-06 07:57 | 社会  

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