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タイのサマック元首相死去 クーデター後、初の民政首相

2009年11月24日12時53分 朝日新聞

 【バンコク=藤谷健】タイのタクシン元首相を追放した06年の軍事クーデター後、民政復帰して初の首相を務めたサマック・スンタラウェート氏が24日朝、バンコク市内の病院で死去した。74歳。

 サマック氏は副首相やバンコク都知事などをへて、07年末に実施された民政移管のための総選挙で「タクシン氏の代理人」を公言し、勝利。08年2月に連立政権を発足させ、タクシン派政権の復活を果たした。

 しかし08年9月には首相辞任を求める反タクシン派と政権支持派がバンコクで衝突して政治混乱を招いた。その直後に憲法裁がサマック氏がテレビの料理番組に出演してギャラを得ていたのが首相の副業禁止規定に違反すると認定。辞任に追い込まれた。

 AFP通信によると、同氏はこの1年以上、肝臓がんで闘病生活を送っていた。


サマック元首相が死去=西松事件で収賄疑惑-タイ
11月24日12時43分配信 時事通信

 【バンコク時事】タイのサマック元首相が24日、肝臓がんのためバンコクの病院で死去した。74歳だった。日本の準大手ゼネコン「西松建設」をめぐる汚職事件で、収賄側として名前が挙がっていた。

 サマック氏は首相在任中の2008年9月、料理番組出演が憲法の副業禁止規定に違反するとの判決を受け、失職。バンコク知事時代に西松側からわいろを受けた疑いがあるとして、国家汚職追放委員会が捜査を進めていた。 

by yupukeccha | 2009-11-24 12:53 | アジア・大洋州  

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