人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「友愛ボート」構想 各方面に波紋拡大か

11月15日1時25分配信 産経新聞

 【シンガポール=宮野弘之】鳩山由紀夫首相は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)関連のフォーラムで講演し、アジア太平洋地域の協力促進策の一環として、海外での災害救援などのため、自衛艦に外国人や民間人を乗せて災害地や紛争地に派遣する「友愛ボート」構想を明らかにした。また、移民ではないものの、居住する外国人を増やす施策を検討する考えを示した。

 講演で首相は「命を守るための協力として友愛ボート、フラタニティーボート構想を持っている。日本の自衛艦にNGO(非政府組織)の人やアジアの多くの人が協力して乗り込んで、あちらに紛争があったぞ、人の命が危ないぞといえば、その船が行って医療の手術などの協力を行う。あるいは大規模な災害を救うため、医療の援助をするなど柔軟に活用できる船をつくる」と述べた。自衛隊の海外派遣に加え、自衛艦に外国人や民間人を乗せて任務を行うことになり、各方面に波紋を広げそうだ。

 一方、講演後の質疑応答で、日本の少子化対策として、移民受け入れ政策をとる考えはないかと尋ねられたのに対し、「まず、子ども手当の充実で、どれだけ出生率が回復できるかを見ることが大事だ」と述べたうえで、「観光だけでなく、世界の人々に日本に来たい、住みたい、働きたいという思いを持っていただくようにすることが大事だ。日本に来る魅力がない、日本に住む魅力がないと思っている人が多いと思う」などと語ったが、具体的な政策については言及しなかった。

by yupukeccha | 2009-11-15 01:25 | 政治  

<< 自民総裁、サイクリング中けが=... 光市母子殺害 元少年の実名掲載... >>