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オバマ大統領の平和賞、当初は選考委員の過半数が反対 ノルウェー紙

2009年10月16日 14:52 AFPBB News

 【10月16日 AFP】ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)をバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が受賞したことは少なからず「サプライズ」だったが、選考委員会の5人のメンバーのうち3人がオバマ氏への授与に反対していたと、15日のノルウェー紙、ベルデンスガング(Verdens Gang、VG)が報じた。

 選考委員会事務局長のゲア・ルンデスタッド(Geir Lundestad)氏は発表当日の9日、AFPに対し、「全会一致で決まった」と話した。

 ところが、同紙の取材によると、選考委員を務める進歩党のInger-Marie Ytterhorn氏が、オバマ氏が約束したことを本当に実行できるのか疑問を呈し、先頭に立ってオバマ氏への授与に反対したという。保守党のKaci Kullmann Five委員、左派社会党のAagot Valle委員も反対していた。

 一方、いずれも労働党のトルビョルン・ヤーグラン(Thorbjoern Jagland)委員長とSissel Roenbeck委員の2人がオバマ氏を強力に推した。

 選考委員会のメンバー5人は、ノルウェー議会が各党の議席に応じて任命する。このため各メンバーはノルウェー議会に議席を持っていないが、党を代表している。同紙は、授与に反対したYtterhorn氏とFive氏の話として、2人とも最後にはオバマ氏授与の支持に回ったと伝えている。(c)AFP

by yupukeccha | 2009-10-16 14:52 | ヨーロッパ  

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