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市橋容疑者「貯金して親に恩返し」? 大阪潜伏時はめがねに野球帽 

11月10日0時41分配信 産経新聞

 「金が必要だ。助けてほしい」。市橋達也容疑者(30)は昨年8月、大阪府茨木市の建設会社の採用担当者に訴えた。募集会場の大阪市西成区からバスに乗り込み、約3畳半の会社寮で住み込みを始めた。

 仕事ぶりはまじめ。ソーラーパネルの取り付けや土木作業をこなし、作業を覚えるための手書きメモを持ち歩いた。同僚は「パネルの種類が図解で書いてあった。絵がとてもうまかった」。

 周囲には「金をためたい。親を温泉旅行に連れて行って恩返しがしたい」と話し、夜勤の仕事も率先してこなした。飲酒も喫煙もせず、胴巻きに現金を入れて肌身離さず持ち歩いた。

 数回の整形手術で顔つきは手配写真とは全く異なる姿に。別の同僚は「ずっと一緒にいたが、手配犯とは分からなかった」という。

 それでも逮捕を恐れてか、普段から黒縁眼鏡に赤い野球帽を身につけ、食事の際も帽子を取らなかった。千葉県警の指名手配では身長は180センチだったが、会社の名簿には自ら175センチと書き、生い立ちを聞かれると「ずっと引きこもり。それではダメだと働くことにした」と語ったという。

 休日もほとんど寮で過ごし、1人で格闘技の漫画や洋画を見ていた。姿を消す数カ月前、仕事仲間に誘われてしぶしぶボウリングに参加したものの、集合写真を撮る際は人影に隠れた。その一方で、打ち上げのカラオケでは英語の曲を流ちょうに歌い、仲間を驚かせたという。建設会社の社長は「もう隠れるところもないだろう。早く出頭するべきだ」と話した。

by yupukeccha | 2009-11-10 00:41 | 社会  

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