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JALが上場来安値、一時100円に 再建過程で希薄化警戒

10月16日23時53分配信 産経新聞

 経営再建中の日本航空の株価が4日続落し、上場来安値を連日で更新した。経営再建の過程で増資などが実施されれば、1株あたりの価値の希薄化につながるため、市場で警戒感が強まっている。朝方から売りに押され、取引時間中に前日比14円安の100円まで下げる場面もあった。終値は13円安の101円だった。

 日航の再建をめぐっては、前原誠司国土交通相直轄の専門家チームが、日本政策投資銀行など主力取引銀行に対し、2500億円超の債権放棄を要請する再建案をまとめた。

 債権放棄の場合、同時に株主の責任も問われ、減増資が実施される場合も多い。市場では「減資で株主価値が減り、その後の増資で希薄化するという“ダブルパンチ”に見舞われる」(シティグループ証券の松本直子アナリスト)との見方が広がっている。

 同日、米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も、再建の過程で債務不履行(デフォルト)とみなす内容が含まれる可能性が高いとして、日航の格付けを上から14番目のBプラスから、Bマイナスに2段階引き下げた。 

 前原国交相は同日の会見で、日航の株価下落に関し「株の上がり下がりに一喜一憂しない」と述べた。

by yupukeccha | 2009-10-16 23:53 | 経済・企業  

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