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楽天、タイのネット通販大手を買収、海外展開の第2弾へ

2009/09/30 日経ネットマーケティング

 ショッピングサイト大手の楽天は9月30日、タイの同業大手TARAD Dot Com(タラッド)の買収を発表した。タラッドとのあいだで同社株式の67%を取得する資本業務提携契約を結び、現地でインターネット通販を展開するための各種手続きを完了した。2008年に進出した台湾に続く海外展開となる。

 タラッドは1999年に設立。楽天の運営する「楽天市場」と同じく、多数の店舗が出店するモール型のショッピングサイト「TARAD.com」を運営する。9月現在、TARAD.comには約16万店舗が出店し、ファッション、家電など約140万点の商品を取り扱っている。会員数は200万人。

 楽天はタラッドに最高経営責任者(CEO)を含む3人を派遣し、自社の事業ノウハウや経営方式を導入する。また2010年初めから楽天市場の各種機能やサービスをTARAD.comに取り入れる予定。

 すでに楽天は2008年に台湾の統一超商と合弁会社を設立し、同年5月から現地向けショッピングサイト「台湾楽天市場」を開設している。タイへの進出はこれに続くもの。楽天はタイについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中でも特にネット通販の成長性が高い地域と見込む。またタラッドがタイ国投資委員会(BOI)から投資奨励案件として認定を受けており、各種優遇措置の適用対象となる予定であることも踏まえ、買収を決めた。

by yupukeccha | 2009-09-30 23:59 | アジア・大洋州  

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