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社民、国民新の要求一蹴=与党の「小沢支配」印象付け

2009/10/06-21:10 時事通信

 与党3党が鳩山政権発足後初めて開いた6日の幹事長会談で、民主党の小沢一郎氏は社民、国民新両党の要求をあっさりと退ける一方、自身が重視する国会改革の検討を確認させた。圧倒的な議席をバックにした小沢氏に対し、両党の幹事長が押し込む場面はなく、鳩山政権下での小沢氏の力の大きさを改めて印象付けた。

 会談はかねて、社民、国民新の両党が与党の政策調整の場を設けるよう求めるため、開催を申し入れていた。席上、社民党の重野安正氏は、党首級の「基本政策閣僚委員会」や副大臣が主催する「各省政策会議」とは別に、与党だけの協議機関が必要だと主張。さらに、基本政策閣僚委員会への党所属議員の陪席や、官邸の国家戦略室スタッフへの参加も求めた。国民新党の自見庄三郎氏も、与党の協議機関設置を求めた。

 しかし、小沢氏は「基本政策閣僚委員会で議論すればいいことだ。何のために党首がいるんだ」と一蹴(いっしゅう)。「いつもうるさい亀井静香金融・郵政改革相が、なぜ(同閣僚委員会では)静かなんだ」とだじゃれを交えた皮肉も浴びせた。 

 一方で、小沢氏は「政権が代わったという重みを国民に見せるためには、議員が官僚に答弁を頼っていてはだめだ」と国会改革の必要性を力説。委員会定数の削減など少数政党に不利とされる改革についても小沢氏は視野に入れているが、社民、国民新の両党は検討を約束した。

 「こうした会談は随時やろう」。小沢氏からわずかな配慮を示されると、要求を一蹴された重野、自見の両氏は粘ることはできず。社民党は、雇用対策の強化や来夏の参院選での協力を確認したい考えだったが、持ち出せないまま終わった。社民党内からは「軽くあしらわれた」とのぼやきが漏れた。

by yupukeccha | 2009-10-06 21:10 | 政治  

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