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日航、アメリカン航空とも出資交渉

9月13日22時29分配信 産経新聞

 経営再建中の日本航空が同じ航空連合に属する米航空大手アメリカン航空の親会社AMRと、日航への出資を含めた提携強化の交渉を進めていることが13日、明らかになった。日航は現在、米デルタ航空と資本・業務提携に向けた交渉を進めており、500億円程度の出資受け入れで調整している。AMRは日航本体への出資や合弁会社設立などを持ちかけているもようで、同社をめぐり世界の大手航空会社が綱引きをする様相を帯びてきた。

 国土交通省は、デルタの豊富な太平洋線を使って共同運航(コードシェア)を行えば、日航はより多くの不採算路線を縮小できるなどとして、デルタとの交渉を後押ししている。

 ただ、日航はアメリカンと同じ国際航空連合の「ワンワールド」に属しており、同社とは以前からコードシェアを実施するなど関係が深い。また、予約関連システムなども共同で開発している。このため日航の関係者からは「デルタと提携するとなれば、ゼロからの関係を構築することになり、システム統合などで莫大(ばくだい)なコストを要する。アメリカンとの関係を重視した方がよい」との声が上がっている。

 日航は9月末をめどに策定する経営改善計画に、不採算路線の廃止・減便や人員削減、年金改革などの合理化を検討している。日航は「現時点で固まったものはない」としているが、今後必要な資金は、当初見込みの1000億円を大きく上回り、2000億円を超える見通しだ。

by yupukeccha | 2009-09-13 22:29 | 経済・企業  

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