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幹部OB5人が受け取る3億3000万円

2009/9/12 10:00 日刊ゲンダイ

 人はここまで破廉恥になれるものか。衆院選後にバタバタと「駆け込み」天下りに走った揚げ句、次々に「玉突き」人事をやった農水官僚OBたちのことである。

 発端は、7月に退任した林野庁の内藤邦男・前長官(56)の天下り人事。今月1日付で所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」副理事長に就任すると、ハジき出された前任の高橋賢二・元農水技術会議事務局長(57)が、財団法人「日本食肉流通センター」理事長に転職。それで、前任の山本徹・元林野庁長官(66)が財団法人「日本穀物検定協会」会長に横滑りした。最後にポストを追われた前任会長の浜口義曠・元事務次官(76)は、年も年だし悠々自適のセカンドライフだ。

 どいつもこいつも前任者の任期途中での交代だから「駆け込み」が狙いなのはミエミエ。玉突きに見せかけて、レッキとした「渡り」である。

 農水省では2日付で白須敏朗・前次官(58)も、所管の社団法人「大日本水産会」会長に納まったことが発覚している。今回の「駆け込み」「玉突き」で、連中はいくらカネをせしめるのか。

「まず内藤、高橋、山本各氏の“玉突きトリオ”ですが、天下り法人での諸手当も含めた役員報酬は、年1600万〜1900万円程度とみられています。白須前次官は年1800万円。任期はいずれも2年なので、4人合わせて約1億5000万円です。また、白須氏は事務次官の退職金7000万円、内藤氏は林野庁長官の退職金6000万円を受け取る。8年近く天下り法人会長に君臨した浜口氏は約3000万円。高橋氏、山本氏は2人で2000万円程度とみられ、今回のドタバタ人事だけで、計3億3000万円が、彼らのフトコロに入る計算になります」(霞が関事情通)

 もちろん、カネの出どころはほとんどが国民の税金だ。民主党はこいつらを何とかしなきゃダメだ。

by yupukeccha | 2009-09-12 10:00 | 行政・公務員  

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