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【YouTube】ルビア・カディール氏、米出国前の「反省」ぶり

7月9日15時53分配信 サーチナ

 5日に中国・新疆ウイグル自治区で発生した暴動の余震がいまだに続いているが、ユーチューブ(YouTube)には中国政府から今回の暴動の首謀者と名指しされているウイグル人活動家、ルビア・カディール氏に関する映像が多く投稿されている。

関連写真:そのほかの新疆ウイグル暴動09年7月に関する写真(38件)

 動画はラビア氏の活動の様子を伝える各国メディアの報道、ラビア氏を名指しで批判する中国政府高官の記者会見の様子など多岐にわたっているが、その中で香港のテレビ局フェニックス(鳳凰)テレビは中国共産党や政府に感謝の言葉を述べるルビア氏の映像を流している。

 ルビア氏はかつてウイグル一の女性富豪として全国政治協商委員会の代表に選ばれるなどしていたが、2000年に外国高官と非公式に会見して国内情報をリークしたとして有罪判決を受け、刑に服した。04年に反省(思想改造)が認められて減刑を受けた後、05年には病気療養による仮出所が認められそのまま米国に渡った。動画は、04年に減刑を受けた際の警察官との会話、05年の渡米前のインタビューが収録されている。

 まず司会者が服役から減刑までの経緯を説明した後で減刑時の動画が流れ、ルビア氏が女性警察官たちに対して「私は罪を犯したのだから、10年罪を償えと言われればそのつもりでいた。今の私たちがあるのは共産党のおかげなのだから。減刑なんてとんでもない、もったいない」と語り、一人にキスをする様子が見て取れる。その後再び司会が登場し、05年の病気療養申請時に「出所後は共産党や国家の為に貢献する」という誓約書にサインしたことを説明してから「世界のどこにいようと私は中国の国民。国家は父であり母である。共産党は私の恩人だ。民族紛争で国家の分裂を図ったり、互いに殺しあったりすることには私は永遠に反対する事を、命をかけて誓う」というルビア氏のコメントが流れる。

 動画コメントはほぼ中国語で書かれていて、「うそつき」「オスカー賞ものの演技だ」「恥ずかしくないのか」と彼女の言動を非難するコメントが相次いでいる。逮捕前は国家に従順であった女性活動家の、民族独立への思いはいつ頃から生まれていたのだろうか。(編集担当:柳川俊之)

by yupukeccha | 2009-07-09 15:53 | アジア・大洋州  

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