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【中国の検索ワード】ルビア・カディア~新疆暴動の首謀者は女性活動家

7月7日0時42分配信 サーチナ

 5日夜に新疆ウイグル自治区で発生し、100名以上の死者を出した大規模暴動が中国国内でも報じられ、関心が集まっている。6日19時(北京時間)現在のGoogle中国「急上昇ワード」ランキングは事件関連のワードで埋め尽くされた。また、今回の暴動の首謀者と見られる女性の名前もランクインしている。

 「ウルムチ事件」「xinjiang(新疆の中国語読み)」「新疆動乱」などなど、「急上昇ワード」のベストテンはすべて暴動関連のキーワードとなった。その中で、「rebiya kadeer」という言葉も見られるが、これは当局が今回の事件の首謀者と発表したウイグル族の女性、ルビア・カディア氏のことである。ルビア氏は1947年生まれの52歳、新疆のアルタイ市出身。70年代後半に開いたクリーニング店を皮切りに次々と商売を成功させ、「新疆一の女性富豪」と呼ばれていた。90年代前半には全国政治協商委員を務めるなどもともとは中国政府との仲もよかったが、99年にウルムチを訪問したアメリカの国会議員代表団との接触を企てて逮捕され、2000年には「国外組織に国家情報を不法に提供」した罪で懲役8年を言い渡された。服役中の05年に病気療養のために一時出所、そのままアメリカへ逃亡した。以後、アメリカ国内を中心に新疆の独立を目指す活動を続け、世界的な支持を得ている。06年にはノーベル平和賞の候補にもなった。

 今回の事件について新疆ウイグル自治区のヌル・べクリ主席が6日に「ルビア氏が国内の勢力と連絡を取り事件を起こした」と発表したことで、国内メディアでもこぞってルビア氏を「テロリスト」「中国のビンラディン」などと痛烈に批判する記事が登場、さらにルビア氏率いる「世界ウイグル代表大会」の関与を伝えている。(編集担当:柳川俊之)

by yupukeccha | 2009-07-07 00:42 | アジア・大洋州  

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