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<タイ邦人殺人>窃盗の被告に実刑 岐阜地裁判決

6月30日14時21分配信 毎日新聞

 タイ・バンコクで昨年8月、岐阜県出身の棚橋貴秀さん(当時33歳)が殺害された事件で、棚橋さんの銀行口座から計約1640万円を引き出したとして、窃盗や不正アクセス禁止法違反罪などに問われた愛知県一宮市貴船、輸入卸業、森宏年被告(31)の判決公判が30日、岐阜地裁であった。田辺三保子裁判官は「動機にくむべき事情はない。実行行為を担っており、被害も多額」として、懲役3年(求刑・懲役4年)を言い渡した。

 判決によると、森被告は東京都新宿区歌舞伎町、無職、浦上剛志容疑者(30)=窃盗容疑などで逮捕=と共謀し、08年8月6~10日、名古屋市内の現金自動受払機(ATM)から現金を下ろしたり、棚橋さんから聞き出したIDとパスワードを使ってインターネット上の銀行にアクセスし、棚橋さんの口座にあった金を別の口座に移しかえるなどし、計約1640万円を引き出した。

 公判で森被告は浦上容疑者から現金引き出しを指示されたと主張。浦上容疑者とともに棚橋さんの遺体をタイの山中に捨てたことも認めた。一方、浦上容疑者は岐阜県警の調べに対し、現金引き出しの指示や死体遺棄を否定。また、岐阜地裁は30日までに、浦上容疑者が保有していた現金約400万円について、棚橋さんの遺族からの申請を受けて仮差し押さえを命じた。【鈴木敬子、三上剛輝】

by yupukeccha | 2009-06-30 14:21 | 社会  

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