人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「自民170議席」の衝撃予測

2009/6/15 10:00 日刊ゲンダイ

 選挙が近いのにマニフェストでも大モメの自民党。内部はシッチャカメッチャカで、「目くらまし内閣改造でもなんでもやれ」という声が強まっている。千葉市長選、静岡県知事選、都議選の3連敗も濃厚だから、早期解散も現実味を帯びる。天皇の外遊日程(7月3〜17日)を考えると、解散は7月2日が有力。それでも「自民党が獲得できる議席は170程度」なんて声が上がっている。壊滅的大惨敗に向けて、カウントダウンが始まった。

●もう破れかぶれ改造、7月2日解散しかない!

 麻生サイドがいくら「大義名分がない」「時間的余裕もない」と否定しても自民党内にくすぶる内閣改造。そうでもしないと、党は空中分解必至だからだ。選挙予測で定評がある政治ジャーナリストの野上忠興氏はサピオ(6月24日号)で「自民189議席、民主230議席」とはじいた。しかし、この数字がもう下ブレしている。

「一部には自民党170議席なんて、信じられない数字が出ています。しかし、この数字もあり得る。過去4回の小選挙区選挙で一度も落選したことのない自民党議員は95。過去最低の比例獲得議席は56です。足して151議席。これが自民党の基礎体力というか、ベースの数字になる。さて、これにどれだけ上積みできるか。接戦区を軒並み落とせば、20議席の上積みがせいぜいかもしれません」(野上忠興氏=前出)

 こんな事態になれば、おそらく、北海道は全滅。古賀誠選対委員長、森喜朗元首相だって落選だ。

「かといって今さら麻生首相を代える時間的余裕はない。かくなるうえは、めくらましの内閣改造をして、早期解散を打つしかない。そんなシナリオが急浮上しているわけです。改造といっても、自民に清新な人材がいるわけではない。しかし、今よりマシにはなる。舛添幹事長なんて声も出ています」(与党関係者)

 実は6月23日に骨太の方針を閣議決定すると、7月28日の会期末まで政治空白が生じる。何もしなければ、どんどん政権は追い込まれてしまう。鳩山総務相更迭、一気に改造、選挙戦突入のシナリオがガ然、現実味を帯びている。

by yupukeccha | 2009-06-15 10:00 | 政治  

<< <イスラエル>首相、パレスチナ... <千葉市長選>民主推薦・熊谷氏... >>