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盧前大統領の国民葬に約18万人の市民が参列 ソウル

2009.5.29 20:16

盧前大統領の国民葬に約18万人の市民が参列 ソウル_b0161323_4213567.jpg 【ソウル=水沼啓子】韓国の盧武鉉(ノムヒヨン)前大統領の国民葬が29日、ソウル中心部にある朝鮮王朝時代の王宮、景福宮で行われた。李明博大統領や各界代表、福田康夫前首相ら外国弔問使節団など計3000人近くが参列した。また、ソウル市庁舎前広場は、盧前大統領のイメージカラーの黄色い帽子などを身につけた追悼の市民ら約18万人(警察推計)で埋め尽くされた。

 国民葬では、共同葬儀委員長を務めた韓昇洙首相が弔辞の中で、「人権と民主主義のため、そして権威主義打破のためにすべてをささげた人生だった」と故人の業績をたたえた。

 国民葬の会場を後にした葬列は、多くの市民らが沿道で見送る中、ソウル駅までゆっくりと行進。途中でソウル市庁舎前広場に立ち寄り、一般市民を対象に追悼式が開かれた。

 その後、遺体はソウル近郊の京畿道・水原で火葬に付された。遺骨は盧前大統領の故郷で自宅がある韓国南部の慶尚南道・金海市郊外の烽下村に戻り、盧前大統領の位牌(いはい)が収められている自宅近くの寺院、浄土院に安置。その後、自宅横の山に造成される埋葬地に葬られる予定という。

 ソウルの会場周辺では警察の厳戒態勢が敷かれた。一部の弔問客らが集結して反政府デモを繰り広げることなどを警戒し、国民葬が終了した後も多数の警官や警察車両が配置された。

 大統領経験者の国民葬は崔圭夏元大統領に次いで2人目で、国民葬としては最大規模という。テレビ主要3局が国民葬の模様を生中継し、調査機関によると、ソウル地域の視聴率は平均38.3%を記録した。

by yupukeccha | 2009-05-29 20:16 | アジア・大洋州  

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