人気ブログランキング | 話題のタグを見る

<力士暴行死>法廷で前親方、首かしげる場面も

5月29日13時31分配信 毎日新聞

 角界を揺るがした大相撲時津風部屋の力士暴行死事件で、傷害致死罪に問われた前親方の山本順一被告(59)に懲役6年の実刑を言い渡した29日の名古屋地裁判決。山本被告は被告人席の後ろで、直立不動で言い渡しを聞き、無念の死を遂げた序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17歳)の父正人さん(52)は感無量の表情で天井を見上げた。

 名古屋地裁2号法廷。今年3月17日に保釈された山本被告は黒のスーツ姿で入廷し、裁判官や傍聴席の遺族に一礼すると、神妙な面持ちで被告人席の後ろに立った。「被告人を懲役6年に処する」。芦沢政治裁判長が実刑判決を告げても、山本被告は身じろぎもしなかった。被告人席に深々と腰を下ろし、判決理由の朗読に聴き入った。裁判長が事実認定に言及、山本被告が否定してきた暴行の指示や弟子との共謀を認めると、2~3回首をかしげる場面もあった。

 一方、うつむきがちに裁判長の言葉を待っていた正人さん。実刑判決を聞くと、あふれる涙をハンドタオルでぬぐった。裁判長の朗読は1時間以上に及び、腰が痛むのか、時折顔がゆがみ、汗を再三タオルでぬぐった。

 閉廷後、正人さんは担当の検事と笑顔で言葉を交わした。山本被告の表情は硬いままで、控訴の方針などについて弁護士と言葉を交わした。【式守克史、秋山信一】

by yupukeccha | 2009-05-29 13:31 | スポーツ  

<< ハリセンボン・箕輪はるかさんが退院 <兵庫エレベーター死亡>製造メ... >>