スー・チーさん宅侵入「反政府分子仕組んだ」 軍政外相
2009年5月22日19時43分 朝日新聞【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)軍事政権のニャン・ウイン外相が、18日の中曽根外相との電話協議の中で、米国人が民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん宅に侵入した事件を「国内外の反政府分子が(軍政への)国際圧力を高めるために仕組んだ」と伝えていたことが分かった。
国営紙が22日、報じた。スー・チーさんの訴追につながった侵入事件について、軍政が見解を示すのは初めて。電話協議は18日、中曽根外相の発意で15分間行われた。
報道によると、ニャン・ウイン外相は、その理由について「欧米や日本がミャンマーへの外交政策を見直しているタイミングで、(軍政に厳しい)政策からの転換を懸念した」と説明。「すべては仕組まれたもので、政府は関与していない」と述べた。
by yupukeccha | 2009-05-22 19:43 | アジア・大洋州