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石原知事会見「質問なし、ありがとう」 4分間で会見終了

5月15日16時55分配信 産経新聞

 東京都の石原慎太郎知事は15日の定例会見で、記者からの質問がないと判断するとすぐに「質問なし、ありがとう」と述べ、わずか4分間で会見を切り上げた。会見の詳報は以下の通り。

         ◇

 「冒頭一つ私から申し上げます。6月の補正予算案についてですけれども、この度ですね、平成21年度6月補正予算案をとりまとめました。おととい、国の経済危機対策に関する補正予算案が衆議院を通過しました。まだ少し時間を要するようですが、早期の成立を期待したいと思っています。都としては、打つべき手だては早急に講ずる必要があるとの立場から、東京の都市づくりと都民生活の緊急課題などに迅速に対応することとします。そのために、今回の国の経済危機対策について新たに外郭環状道路の整備にいよいよ着手するとともに、骨格幹線道路の整備や鉄道の連続立体交差化の推進など東京に活力をもたらす公共事業に実施可能なものから取り組んでまいります。

 あわせて一連の国の経済対策に関連して、これを一層有効なものとして、また、都の当初予算編成後に生じた緊急課題に迅速に対応するため、都自らも中小企業雇用対策や、生活者対策を強化するつもりであります。まず、緊急中小企業対策として、経営困難者に対する緊急融資制度の充実や小零細企業に向けた新たな受注先の開拓研究支援などを実施いたします。また、緊急雇用対策として雇用環境の悪化に対応する再就職支援の実施や、民間職業訓練の拡充も行います。都民の不安に応える生活者対策として、老人ホームなどに対する安全対策や、新型インフルエンザへのさらなる対応、くわえて小児医療体制の強化、保育対策の支援などの緊急対策を進めてまいります。

 これらのほか平成20年度最終補正予算で積み立てを行った基金について、事業計画に基づき、速やかに事業化を図ることとします。今回の補正の財源については可能な限り、国の交付金などを有効に用いることとし、都の基金の活用は最小限につとめることにしました。この間、都は緊急対策として実施した昨年の2度の補正予算と、21年度当初予算を通じて、都民生活を守る有効な施策を切れ目なく講じてきたつもりであります。さらに今回、年度始まって間もないこの時期でありますが、補正予算を編成することによりまして、国の経済対策の実効性をさらに高めるとともに、都民の不安を取り除くための一層の取り組みを行ってまいります。詳細については、関係局が後ほど説明いたします。

 私から申し上げるのはそれだけです。質問があったらどうぞ」

 -約十数秒間の沈黙-

 「質問なし、ありがとう」

by yupukeccha | 2009-05-15 16:55 | 行政・公務員  

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