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スリランカ 政府軍が最終攻撃着手…制圧見通し報道

5月15日2時27分配信 毎日新聞

スリランカ 政府軍が最終攻撃着手…制圧見通し報道_b0161323_4475739.jpg 【ニューデリー栗田慎一】スリランカ政府軍は14日、25年以上に及ぶ内戦に決着をつけるため、少数派タミル人の反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)が支配する北東部への最終攻撃に着手した。国営テレビは同日、「48時間以内に(LTTEは)制圧されるだろう」との見通しを伝えた。7万人を超える死者を出し、タミル人と多数派シンハラ人との間に深刻な亀裂を生んだ内戦は、重大な局面を迎えている。

 スリランカ政府は同日、国連の潘基文(バンギムン)事務総長やオバマ米大統領らが戦闘による民間人犠牲を「人道危機」と非難した上で戦闘停止を要求したことについて、「圧力には屈しない」と強調。LTTEを壊滅させるまで軍事作戦を続ける姿勢を明確にした。

 アベイワルダナ・メディア情報相は「同様の紛争が続くアフガニスタンやパキスタンでは、誰も停戦や和平を求めていない」と述べ、米国などを暗に批判。「政府軍は民間人保護を最優先にしており、重火器も使用しない」と強調した。

 戦闘地域には国連推計で最大5万人の市民が閉じ込められており、安否が懸念されている。LTTE支配地域で2000人以上の患者がいる病院の男性医師は毎日新聞の電話取材に、「迫撃砲が飛び交っている」と指摘。政府軍かLTTEのいずれかは不明だが、重火器を使用しているとみられる。

by yupukeccha | 2009-05-15 02:27 | アジア・大洋州  

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