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製造・建設が人余り、医療・福祉は足りず 中小企業白書

2009年4月26日11時35分 朝日新聞

 経済産業省は24日、09年版「中小企業白書」を発表した。製造業や建設業で人手があまる一方、医療・福祉分野などで、人手が足りないと分析。大卒新人の就職に関しても、希望者と実際の求人にミスマッチがあるとし、「人材の橋渡しと支援が重要」と指摘している。

 白書によると、中小企業5126社に業種別に今後3年間の人員見通しを聞いたところ、製造業は30%、建設業は20%の企業で、人員が「かなり過剰」「やや過剰」と回答した。一方で、医療・福祉では「かなり不足」「やや不足」が47%、飲食サービスでも39%にのぼり、業種間での人員の過不足の差が浮き彫りとなった。

 また、従業員1千人以上の企業では、大卒新人に対する求人総数は近年、希望者の8割に満たないとのデータを提示。従業員1千人未満の企業では、求人総数は希望者の4倍以上があるとし、「ミスマッチが生じている」とする。

 大企業が採用を抑制する中、中小企業の一部には「優秀な人材を確保できるとの期待がある」とし、「行政も後押しし、就職説明会やインターンシップを通して、中小企業の魅力を伝えていくことが重要だ」とまとめている。(高野真吾)

by yupukeccha | 2009-04-26 11:35 | 経済・企業  

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