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舛添大臣パフォーマンスに批判続出

2009/5/5 10:00 日刊ゲンダイ

 新型インフルエンザの発症を疑われた横浜市内の男子高校生(17)は結局、シロだった。それにしてもヒドかったのは、舛添大臣の異様なハイテンション、ハシャギぶりだ。目立つことしか考えていない、この男のパフォーマンスが、どれほど混乱を拡大させたことか。

●17歳男子高校生は“シロ”

 1日未明1時半から行われた舛添厚労相の緊急会見は異様だった。

「横浜市から先ほど通報がありました。カナダから帰国した方が新型インフルエンザの可能性があります」「国民の皆さん落ち着いて行動してください」と言いながら、本人が一番興奮。目を血走らせ、早口でまくし立てた。

 新型インフルエンザかどうか、ハッキリしていない段階で、緊急会見まで開いたのは、目立ちたがり屋の舛添大臣が「俺の出番だ」と、国民受けを狙ったのはミエミエ。しかし、結果は陰性だった。

 松沢成文・神奈川県知事が「厚労相の勇み足。検査結果が出ていないのに一方的に騒ぎ、パニックになった」と批判し、中田宏・横浜市長が「大臣こそ落ち着いて欲しい」と皮肉っていたが、ホント、この男のパフォーマンスのせいで、日本中が振り回された。

 多くの専門家が、感染しても軽症ですむ「弱毒性」だとの見方を強め、「いたずらにパニックになることはない」と呼びかけているのに、大臣が危機感を煽っているのだから話にならない。

 そもそも、政府は成田空港での検疫を強化するなど「水際対策」に力を入れているが、世界中で水際対策を重視しているのは日本くらいだ。WHOは「集団発生の封じ込めは現実的でない」との声明を出し、日本と同じ島国の英国も「SARSの流行時、そうした対策は効果がなかった」と、空港でのチェックをしていない。

「舛添大臣の頭にあるのは、どうすれば世間の耳目を集められるか、だけです。最悪なのは、宙に浮いた年金問題で『最後の1人、最後の1円まで確実にやる』と豪語したように、出来もしないのに『やる、やる』と大言壮語し、結局、なに一つ約束を守らないことです。今回の新型インフルエンザでも、当初『通常のワクチン製造を後回しにしてでも、新型のワクチン製造を優先する』と明言していたのに、いつの間にかウヤムヤにしています」(政界事情通)

 こんな男に国民の健康を任せていたら、大変なことになる。

by yupukeccha | 2009-05-05 10:00 | 政治  

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