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世界初のAP1000型原発が中国で着工-東芝傘下

4月20日8時58分配信 サーチナ

 東芝傘下の米ウェスチングハウス社が開発した第3世代原子炉「AP1000型炉」(加圧水型炉=PWR、125万キロワット)の建設が19日、世界に先駆けて中国の浙江省でスタートした。

 原子力発電から核燃料サイクル事業まで手がける中国核工業集団公司は、浙江省の三門に合計で6基の「AP1000型炉」を建設することを計画している。このうち、1期工事では、400億元をかけて2基が建設されることになっており、今回、1号機の原子炉建屋基礎部分へのコンクリート注入が行われ建設が正式にスタートした。1号機は2013年、2号機は2014年の運転開始が予定されている。

 着工式に出席した中国の李克強・副首相は、原子力発電開発拡大の必要性を強調するとともに、先進的な原子炉技術の採用と自主革新の強化を関係者に指示した。中国政府は、三門原子力発電所を「AP1000型炉」の自主化の拠り所となるプロジェクトの1つとして位置付けている。同型炉は、内陸部に建設される原子力発電所で採用される炉型としても決まっている。国家エネルギー局の孫勤・副局長は、今後、沿海部で建設される原子力発電所についても「AP1000型炉」が主流になるとの見方を示している。

by yupukeccha | 2009-04-20 08:58 | 経済・企業  

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