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日本郵政、国会資料密入手しジャーナリストに圧力

鳩山総務相激怒「きびしく監督」
2009年4月10日17時2分 ZAKZAK

 日本郵政が国会の内部資料をひそかに入手し、それを元にジャーナリストに「法的措置も辞さない」と内容証明を送り付けていたことが、9日の衆院総務委員会で問題となった。国会の権威や言論の自由への挑戦ともいえ、民主党の松野頼久議員は「どこから入手したのか」と迫ったが、日本郵政は入手先を明らかにせず、鳩山邦夫総務相を激怒させた。

 事の発端は先月17日の同委員会。参考人出席したジャーナリストの町田徹氏は「かんぽの宿」売却や日本郵政の業務委託の疑問点などを指摘し、説明資料を配布した。

 国会の慣例で、こうした資料は「委員限り」「門外不出」となっているが、日本郵政は西川善文社長名で4月1日、「本件資料に散見される、事実に反する内容の摘示は看過できない」として、町田氏に謝罪と訂正を求める「請求書」という内容証明郵便を送り付けてきたという。

 門外不出の国会資料を、どうやって日本郵政は入手したのか。

 松野氏は9日の委員会で厳しく入手先を追及したが、日本郵政の米澤友宏専務執行役は「国会で情報収集していた職員が入手した」「委員会の控室あたりで手に入れた」「職員の記憶が残っていない」などと木で鼻をくくった答弁。ただ、「委員会にはご迷惑をおかけした。訂正要求は撤回させていただく」と語った。

 このやり取りを見ていた鳩山氏は「ここまで隠そうという姿勢に、日本郵政という(会社の)体質がある。これから、よほど厳しく監督していかなければならない」と怒りをあらわにした。

 町田氏は夕刊フジの取材に「私が連載中の報道機関にも内容証明を送るなど、日本郵政の行動は異常だ。西川氏側が訂正を求めた中身の疑惑も徹底追及したい」と語った。

by yupukeccha | 2009-04-10 17:02 | 政治  

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