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“官僚裁判官”は腐りきっている…非常識!トンデモ判決

裁判員制度“歓迎”の真意
2009年3月16日17時21分 ZAKZAK

 山口県光市の母子殺人事件を取り上げた著書「なぜ君は絶望と闘えたのか-本村洋の3300日」がベストセラーとなったフリージャーナリストの門田隆将氏が、5月から始まる裁判員制度を“歓迎”する新著を出した。裁判員制度については時期尚早など批判的な論調が多いが、門田氏は「新制度は官僚裁判官を“神様”の座から引きずり降ろす最後の手段」と語る。その真意を聞いた。

 「裁判員制度が多くの問題を抱えているのは事実ですが、それでも導入するべき。それほど現行の“官僚裁判官”は腐りきっている。判決のほとんどは、自身の人事評価と前例主義、相場主義に支配されている。だからこそ、常識では考えられないトンデモ判決がまかり通ってしまうのです」

 門田氏は15日に発売した新刊「激突!裁判員制度」(WAC出版)でも、裁判員制度に異議を唱える共著者の元裁判官、井上薫氏と激論。裁判員制度導入は不可避との持論を展開している。

 週刊誌記者時代から裁判官のさまざまな問題を精力的に取材してきた門田氏は、1999年4月に起きた光市母子殺人事件の発生当初から被害者の本村氏に密着。本村氏が司法の厚い壁に挑み続けて死刑判決を勝ち取った日々を記録した「なぜ君は-」は10万部を超えるベストセラーとなった。そうした取材の中から浮かび上がってきたのは、保身まみれの裁判官の姿だという。

 「裁判における上訴の大半は被告人によるものですが、上訴は担当裁判官の人事評価にとってマイナスになる場合がある。“上訴率”を下げたい一心で被告に甘い判決を下したり、かりに上訴されて判決が覆されたとしても責任を問われないように前例などを重視する裁判官が多いのです」

 裁判員制度に対しては、「法律の素人に正確な事実認定などできない」といった批判があるが、門田氏は「官僚裁判官のほうがもっとひどい。それを実証したのが高知であり、福岡であり、江東だ」と語る。

 2006年3月、高知県で白バイ隊員がスクールバスに激突して死亡した。原因は隊員の過失によるものだったが、高知県警がバス運転手を訴えた裁判では、原告に有利な同僚隊員の証言しか採用されず、バス運転手の業務上過失致死罪が確定した。同年8月、福岡で飲酒運転による追突で3人の乳幼児が死亡した事故でも、複数の証言があるにもかかわらず被告の「酩酊」を否認、危険運転致死傷罪を回避した。

 「今年2月の東京・江東区の『神隠し殺人』に至っては、『殺害方法は冷酷だが、残虐極まりないとはいえない』という理解不可能な前例主義が復活した。本村氏が開けた風穴が再び閉ざされてしまったのです」

 そのうえで門田氏は、「正しい量刑を得るためには、世間の常識から隔離された官僚裁判官の世界に、豊富な人生経験と社会常識を持つ民間人が切り込むしかない」と語るのだ。

by yupukeccha | 2009-03-16 23:12 | 司法  

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