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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国料理の世界化?

2009.3.7 02:56 産経新聞

 韓国ではこのところ「韓国料理の世界化」がかまびすしい。「世界化」とはグローバリゼーションのことでいささか大げさだが、簡単にいえば国際的評価を高め大いに海外進出しようという話だ。芸能人の“韓流”みたいに韓国料理でも“韓流”を起こそうというのだ。

 議論の1つのきっかけになっているのが、フランスのグルメ誌「ミシュラン・ガイド」で日本料理が高く評価されているというニュースだ。例の「日本がやれてわれわれにやれないはずはない!」という韓国人における「日本=元気の素」心理である。

 そこで日本の料理文化への再評価論がしきりに語られ、たとえば「飯炊きだけで何十年」の大阪の人気食堂の話なども紹介されている。料理における「この道一筋」の職人気質があらためて称賛されているのだ。マスコミには「人びとの食への情熱」「料理人の専門性」などを強調する「ミシュラン・ガイド」社長のインタビューも出ている。

 世界に通じる韓国料理とは? ビビンバ、パジョン、サムゲタン、カルビチム、ケランチム…。焼き肉も野菜にくるんで食べる韓国式はかなりいい線だが、ただ、手で直接口に押し込むスタイルはどうかな?

 ソウル中心部の光化門交差点裏に十数年来行きつけの回転寿司屋がある。そこの長男がこの春、大学を卒業し近く大阪の料理専門学校に留学する。親子2代にわたり寿司を握りたいというのだ。韓国の料理文化への朗報(?)である。(黒田勝弘)

by yupukeccha | 2009-03-07 02:56 | アジア・大洋州  

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